ギターを弾く tyatanの日記

ギター 初心者さんのために

「影を慕いて」

まったくもって、名曲ですねぇ〜…
まず、イントロ!
あの単音の寂しさ…
ギターが好きだから、そう感じるのでしょうか?
でも、ギターの魅力は、音が消えてしまうところだと、思うんですよね。
まあ、弱点とも言えるのですが…
あの、「儚く寂しげな響きは、ギターじゃなくちや駄目なのよ〜!」
と、言いたくなってしまうのです。

この曲は作詞・作曲とも古賀政男

まぼろしの影を慕いて」の歌詞で、
あぁ、切ない!と思ってしまうのです。名文だとおもいませんか?
そして、終わりの来ない、身を焦がすほどの苦しい日々が綴られています。
もう、「永遠に春は来ない」とまで思いつめているんですね。
これからの永い人生を「霜枯れて」(枯れた草木のように)生きるべきか…とまで、思ってしまっている…

ん?ちょつと待てよ?

これからの永い人生ってことは…
この歌詞作ったの何歳の時ですか?
疑問に思ったので、調べました。
なんと!
古賀政男明治大学生(1928年)の時に失恋し、自殺までしようとした時の思いを歌詞にしたようであります。
作品は1930年に発表されたそうです。

辛く、苦しい想いを綴った歌詞ではありますが、3番の歌詞で「我が恋よ」で終わっています。
勝手な解釈ですが、「我が恋よ」という言葉が私に感じさせるのは、あきらめる気持ちがつき、過去の思い出としようと、しているのかな~
なんて感じるのです。
これがね、恋しい人よ とか、我が恋人よなど、
相手に対しての問いかけだと、
まだまだ想いが続くのねって、感じるんですが、キッパリ我が恋よですからね
つらいけど「自分の恋」は終わったのだ と、思える?思おう?という、少しだけ心が前向きになったように思うのです。

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